itoさんの生活。with社交不安症#4〜中学生期〜
こんにちは。
今日は、社交不安障害と共に過ごした中学生期のことを振り返ります。
一言でいえば、「社交不安障害を本格的に定着させた時期」だったと思います。
思春期のアレやコレやに加えて、社交不安障害による声の震え、更には声の詰まり、ちょっと下品ではありますが、便秘でもないのにオナラが何度も何度も出てしまう、などの症状に振り回されていました。
もう声の震えは最悪です。
日直は授業前後の号令をかけるんですが、「礼」が「れぇぇえええ」みたいになる。先生も笑ってましたよ…泣
だんだんと、この言葉を言う時は震えるなとか、母音のイ音からア音またはオ音に繋がる言葉(例えば、イカとか家とか)は、口が強張るからか言いにくいなとか、そういうのが予測できるようになってきちゃうんですよね
だから、前持って「この言葉を言いたいけど、言うときに震えてしまうから、他の言い方にしないと」みたいなことを考えるわけですよ。
喋り方に思考が向きすぎて、悪循環でしたよね。
それから、中学生の頃って(わたしはですが)、女の子の嫌なところがよーく出てくる嫌な時期だったんですよ。いじめ、仲間はずれ、悪口、中身じゃなく外見に重きを置く見方?みたいな?
そんな荒波を社交不安障害も引き連れて乗り越えていくんですよ。ほんと嫌だった〜…
ストレス半端なかったですよね。
打ち明けられる人もいなかったわけだから、そりゃうまく吐き出せるわけもなく、溜め込みますわね。
そんなストレスの発散方法は、部活(ソフトテニス)に打ち込むことと、家に帰ってからはボーッとする時間や何かに没頭することでしたかね。
運動神経は悪くは無かったので、ソフトテニスの練習は好きでした。走り込みや土日の練習は嫌いでしたけど。
家での時間は、家族も中学生だから良い加減の距離加減で干渉しすぎず放っといてくれたので、1人でいたい時は部屋にこもって本読んだり、寝たり、音楽聴いたり。しゃべらずともいられる時間が楽でした。
休日は友達と遊ぶと言うよりは、家で気ままに過ごしていたい派でしたね。
中3になるとともに家の都合で転校したのですが、実は、転校できてラッキーだと思っていました。
だって、いままでの煩わしい友達関係とか、社交不安障害をさらけだしまくった環境をリセットできるわけですから。(治ったわけじゃ無いから、転校先でも症状は出るは出るんですけどね。)
1年間だけだし、友達という友達は出来なくてもいいやって割り切った気持ちでいったので、不思議と気楽でした。
そんな気持ちで行ったからか、実際はとてもよいクラスメイトが多く、穏やかな一年間でした。社交不安障害の症状はそりゃ出ましたが、なんとか誤魔化し誤魔化しやってました。(クラスメイトにはホント申し訳ないけど合唱は口パクだったし、号令は級長がやるシステムだったし、なんとかすりぬけてた気がします。)
部活は、すぐ引退だけどソフトテニスが好きだったのでソフトテニス部に入りましたが、途中からだからあんまり馴染めず、外部コーチのおじいちゃんに大きな声で挨拶しなくちゃいけない習慣もあって、入んなきゃ良かったと思いました…笑
そんな感じで、中学生期はもう社交不安障害もバッチバチで、苦しみもがきながらも誤魔化しながら駆け抜けた時期でした。
ただでさえ、いろんな葛藤の多い思春期。その上での社交不安障害。(まだこの頃は、社交不安障害だということを知りませんでしたがね。)
ちょっともうこの頃にだけは戻りたくないなと思っちゃいますね。
では、今回はこのへんで。